パチスロで使う設定判別ツールに落とし穴があることを知っていますか? この記事では設定判別ツールの落とし穴と正しい使い方・向き合い方について解説します!
こんにちはー、ヘソスロです!
今回も引き続き、Sアイムについて、解説していきたいと思います。
みなさん、設定判別ツールは使用していますか?回転回数とビッグ回数、レギュラー回数、ブドウ回数などなど入力すると、どの設定の可能性が高いか表示してくれるツールです。
今解説中のSアイムのツールも無料で公開されており、使っている人も多いのではないでしょうか?
数値をポチポチ入力するだけで、自動的に設定判別♪
判別ツールを使ってみよう
一方で、この設定判別ツール、使い方は簡単なのですが、向き合い方は気を付けなければ損をすることがあります。
そこで今回は、きちんとこの判別ツールがどういう風に算出されているものなのか理解をして向き合うために、この判別ツールについて解説をしていきます。
なおこのシミュレーションでは期待値見える化様のツールを使わせてもらっています。
さて、例題として以下の条件で判別ツールに通してみましょう。
総回転数:4000回転
Big:18回
Reg:18回
すると以下のような結果が返ってきます。
「平均設定4.87、平均機械割103.15%」。
こんなに簡単に数値を出してくれるなんて素晴らしいですね。
“機械割103%でもジャグラーを打ちたい!”という人ならギリ打てるかなといったとこでしょうか?
しかしここに落とし穴があります。
その落とし穴について例題(1)(2)(3)を使って解説していきたいと思います。なお、
平均設定・平均機械割:ツール算出値
推定設定・推定機械割:ツール+αの影響で推定できる値
としています。
例題(1) パーラー適当の場合
このお店は適当にSアイムの設定を配分しています。
6台あって、設定①②③④⑤⑥を適当に1台ずついれる方針です。
その内の一台が「総回転数:4000回転 Big:18回 Reg:18回」、判別ツールで「平均設定4.87、平均機械割103.15%」でした。
さてこの場合の推定設定と推定機械割はいくらでしょうか???
はい、正解は「推定設定4.87、推定機械割103.15%」。
なんの面白味もないと思ったか、ピンと来たか、分かってるよと思ったか、人それぞれですかね。
例題(2) パーラーぼったくりの場合
次の例題。このお店はぼったくり店。Sアイムはオール①です。
その内の一台が「総回転数:4000回転 Big:18回 Reg:18回」、判別ツールで「平均設定4.87、平均機械割103.15%」でした。
さてこの場合の推定設定と推定機械割はいくらでしょうか???
はい、正解は「推定設定1、推定機械割97.0%」。
もし間違ってるんじゃないと思った方、判別ツールに騙されて損をしている可能性大です。もう一度お店の方針を確認してみましょう。
例題(3) パーラー角強いの場合
最後の例題。このお店は角が強いお店。
Sアイムの角は設定⑥の可能性40%、設定①②③の可能性がそれぞれ20%で設定を入れてきます。
その内の一台(角台)が「総回転数:4000回転 Big:18回 Reg:18回」、判別ツールで「平均設定4.87、平均機械割103.15%」でした。
さてこの場合の推定設定と推定機械割はいくらでしょうか???
はい、正解は「推定設定5.45、推定機械割104.43%」です。推定設定配分は以下の通りです。
①1.35%②3.18%③11.91%④0%⑤0%⑥83.56%。
この計算方法は下記にするとして、例題(1)(2)(3)の答えはまとめると下のようになります。
詳細な数値はさておき、大まかな考え方は合っていましたか?
お店の設定配分によって実際の推定設定は大きく変わってくる
いかがでしょうか?ヘソが言いたいことは「お店の設定配分によって実際の推定設定は大きく変わってくる」ということです。
「実際の推定設定確率」は下のイメージで計算できます。
そして判別ツールはこのうちの「数値から出せる設定配分」のみを担っています。しかし、
「数値から出せる設定配分」=「実際の期待設定配分」
と捉えている方、意外と多いのではないでしょうか?
実際私も前まではそう考えていました。設定判別ツールを通して、「設定⑤が80%以上なら打ってよし」と。
しかし、実際は
「お店の設定配分」×「数値から出せる設定配分」=「実際の期待設定配分」
が正しい式であり「数値から出せる設定配分」と同じくらい「お店の設定配分」が重要となるのです。
この「お店の設定配分」を無視、つまり例題(1)のパーラー適当のように「お店の設定配分」を「設定①~⑥同数入れる」という前提で考えたとき、
1×「数値から出せる設定配分」=「実際の期待設定配分」
となるのですが、果たしてそんなお店あるでしょうか?
基本的には設定①②がほとんどで、⑤⑥はかなり少ないでしょう。
このように実際の「お店の設定配分」を考慮に入れないと、設定判別ツールに騙されて、基本的には損をしてしまうことになるのです。
何も考えず値を信じたら基本的には損します
設定判別ツールの使い方・向き合い方
では実際どうすればいいのか。
今回使用させていただいた期待値見える化様には「お店の設定配分」を考慮する項目があります。それがこちら
みなさんも見たことはあるのではないでしょうか?
まさに、自分で予想した設定配分の台数を入れる箇所なんであり、ここの入力が重要になることは先ほど述べた通りです。
そして上手い打ち手の人はここを使っていて、さらにこの入力精度が高くなります。
ちなみに例題(3)パーラー角強いの計算ではこの項目に、設定①20台②20台③20台④0台⑤0台⑥40台を入力し、計算した値になります。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?要点を言い直すと
お店の設定配分を考慮して設定判別ツールを使わないと実際の推定設定配分は算出できない!
ということです。もし「設定判別ツールの結果」=「実際の期待設定配分」と思っている方いたら、かなり損をしている可能性があります。
またこれはジャグラーに限らず、他の台の判別ツールでも言えることです。
設定判別ツールはとても便利なツールです。
でも便利だからこそ落とし穴があるのです。
ツールが良くても使用者が悪ければ落とし穴にはまって、思わぬ損をしてしまうかもしれません。
この点気を付けて判別ツールと向き合っていきましょう。
ではでは!
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