【設定判別のお助けに】見方・使い方解説【ブレ見える化表】

本記事ではヘソスロが独自に作成した「ブレ見える化表」について、その見方・使い方について解説していきます。

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ブレ見える化表

ブレ見える化表は設定判別要素が様々なゲーム数でどの程度ブレるのかを見える化した表です。

例としてSアイムジャグラーEXのレギュラー確率を例にとってブレ見える化表を説明していきます。

大まかに上段の計算条件部分と、下段の計算結果部分に分かれます。下段は2000ゲーム時点の数値を例に説明します。

上段 計算条件

まず上段について、上段には計算条件を記載しております。

  • 機種:解析する機種名です。
  • 判別要素:計算を行った設定差の要素です(小役・ボーナス・示唆ボイス回数など)
  • 分母:計算の分母の数値です(通常ゲーム数・CZ回数・終了画面表示回数など)
  • 信頼区間:信頼区間の範囲です。基本数値である80%の場合は「計算結果の上限~下限の範囲内に実際の数値が含まれる確率が80%(信頼区間)である」という意味になります。(詳細は後述)
  • 設定[分数]、数値[%]:各設定における判別要素の数値(1/128・20%など)

下段 計算結果

次に下段について、下段には計算結果を示しています。

  • 左上白抜き数値:分母記載の試行回数です。
  • 平均:記載の試行回数の時の平均値です。
  • 下限・上限:記載の試行回数の時の信頼区間のブレ下限・ブレ上限の値です。

使い方

では実際にどのようにブレ見える化表を使うことができるのかを例を挙げて解説していきます。


状況:2000ゲーム時点でレギュラー8回

確認:左上が2000ゲームの各設定のブレ数値を確認。

結果:設定②「2.3回~7.7回」、設定⑤⑥「平均7.8回」
→8回は設定②の上限7.7回以上。上限以上の回数引ける確率は設定②では10%以下
→8回は設定⑤⑥の平均の近似値。設定③④でも信頼区間80%の範囲内

考察:設定②以上はありそうだけど、設定③以上とはいいにくそう。。。。

上記のような使用例になります。基本的には特定のゲームを回したときのブレ見える化表の値を確認し、実際の値がどこに位置するのかを確認します。

重要なのは上限・下限の値です。

信頼区間80%の場合、上限以上の値になるのは10%以下、下限以下の値になるのも10%以下となります。

実際の値が低設定の上限値を上回っていれば高設定の可能性が高くなりますり、高設定の下限値を下回っていれば低設定の可能性が高くなります。

カラーバー表示

一方で数値のみだと設定判別要素について考察しにくいため、考察を行う試行回数の表をピックアップしてカラーバー表示したのが、以下の表になります。

カラーバーの位置のズレから設定判別要素の強さなどがぱっと見で分かるようになっています。

設定要素の★評価

最後に設定要素の強さについて★評価を行っています。★は0~5.0の評価です。

平均が一致しているときを★0、低設定平均と高設定下限が一致すると★2.5、低設定上限と高設定下限が一致すると★5.0となるように算出しています。(最大★5.0としています。)

ざっくり★2.5以上あれば普通に使える設定差、★3以上あればかなり設定差があると思ってもらってよいです。

+α 信頼区間とは

ブレ見える化表の算出のもととなるのが確率密度関数です。

例えば1/100のボーナス確率のパチスロを5000ゲーム回したとします。そうすると

平均=5000×(1/100)=50回

ということで平均50回のボーナスが引けることになります。

しかし、実際に平均の50回になることは少なく、例えば40回、30回と下ブレしたり、60回、70回と上ブレすることは皆さん経験的に理解できるでしょう。

また例えばボーナスを引けないこともかなりの低確率で起こりえますし、逆に5000ゲームでボーナスを5000回引いてしまうこともあり得ます。

このブレの確率を関数にしたものが確率密度関数です。

確率密度関数は基本的に、平均が最も大きな値をとり平均から離れていくにつれて値が小さくなっていきます。

確率密度関数をすべての範囲で積分すると100%になります。

そしてこの100%の面積を、平均値を中心にある面積で区切った区間が信頼区間となります。

このサイトでは信頼区間80%として計算していますが、信頼区間80%となるように確率密度関数を区切るときの、事象の回数を「下限」「上限」として数値化しています。

これが、ブレ見える化表の肝となります。

ちなみに信頼区間80%とすると、上限以上の事象が起きる確率は10%、下限以下の事象が起きる確率も10%となります。

さて重要なのは設定差がどれだけあるかですが、設定が異なると確率密度関数も異なってきて、その結果信頼区間の下限・上限も変わってきます。

その差から設定判別を行うのが、このブレ見える化表を用いた設定判別法です。

平均値はだれでも計算できますが、信頼区間の下限・上限は結構複雑な計算をしないと算出できません。

それを数値化することによってより深く設定判別可能にしたり、要素の強さを数値化することができます。

今後このブレ見える化表を使って、様々な設定判別の考察、評価を行っていきます。よかったら各考察を読んでいってくださいね。

以上です。ではでは!

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